目次

  • カンナ刃の構成
  • 鋼の質と特性 (炭素鋼・特殊鋼・ハイス鋼)
  • 鋼の分類と適合の表
  • 地金の質と特性
  • カンナ刃の入手方法
  • まとめ




カンナ刃の構成

カンナの刃は2種類の金属によって出来ています。
一つは。
もう一つは地金という金属です。

この写真で分かるように見て確認することが出来ます。
このように2種類の金属を組み合わせることにより鋭い切れ味と耐久性のある刃を実現しています。

鋼の質と特性

 鋼は硬く粘り強い性質を持っています。
 カンナに使われる鋼には大きく分けて「炭素鋼」と「特殊鋼」があります。
炭素鋼で最も有名なのが「玉鋼」です。しかし、玉鋼は特殊な技術と多量の炭を必要とします。
しかし、品質・種類・形状・単価など近年求められる刃物鋼にはあまり適していません。
 そのため、明治中期ごろに西洋から来た特殊鋼を多く使っています。
また、集成材などの新素材に対応するするために、「ハイス鋼」の使用も増えています。

鋼の質と特性(炭素鋼編)

 不純物を極力少なくし純粋な鋼です。適切な鍛錬と熱処理により非常に優れた刃物を作れます。
しかし、単価の高い鋼で、多くの手間と時間がかかるため刃物の価格はかなり高めです。そのため、職人向けの刃物になります。
 不純物が少ない分、刃先が鋭利に研ぎ上がります。
スギやヒノキなどの中堅材から柔木の削りに適しています。
 使いやすい反面、特殊鋼に比べると耐久性に劣ります

鋼の質と特性(特殊鋼編)

 炭素鋼にCr(クロム)やW(タングステン)を添加して、熱処理特性、耐摩耗性、耐久性を改善し永切れする万能タイプといえる鋼です。
 さらに、特殊鋼の中にも柔木から中堅木に適した鋼、堅木に適した鋼など、用途に応じた鋼を使用すると作業効率のアップにも繋がります。

鋼の質と特性(ハイス鋼編)

 衝撃に強く、集成材や合板を削っても刃こぼれしにくく、耐久性があり永切れします。さらに、研ぎやすく裏出しをする必要がありません。
 なかでも、特殊粉末鋼は高品質で、裏出し必要タイプor裏出し不要タイプから選択できます。非常に良いクオリティーまではいきませんが、柔木から堅木まで幅広く使え、安定した品質と切れ味をもっています

鋼の分類と適合の表





◎最適〇適合△やややや不適合×不適合
上記の適合表はあくまで目安として参考にしてください。
個人差、研ぎなどで条件で異なる場合があります。

地金の質と特性

購入時は二枚刃のカンナを買うべきです。
地金は切れ味を左右するといわれています。
しかし、地金の質にこだわって買う必要はありません。職人レベルになると違いが分かるでしょう。
 鋼が硬く粘り強い性質を求められます。反対に地金は柔らかく脆い性質のものが求められます。
 カンナに使用する地金は焼き入れをしても焼きが入らない鉄で炭素含有量が0.1%以下の鉄の事をさします。
 
鉄は大きく3つに分類せれます。
1.和鉄
2.錬鉄
3.極軟鉄

カンナの地金に使われるのは錬鉄です。

カンナ刃の購入方法

購入方法は様々です。
ホームセンター、刃物屋、ネットなどがあります。
正直、ホームセンターで購入はしない方がいいです。ホームセンターで買われる場合はカンナ代が無駄になる事を覚悟しておいた方がいいです。
アマゾンや楽天で刃や台の情報がしっかり載っていればそちらで購入しても問題ないでしょう。しかし、自分の知りたいことが一つでも欠けていればやめておきましょう。
刃物屋に行けば確実に自分にあったカンナを見つけられます。
刃物屋によってはネットでも売っているのでそちらでの購入もおすすめです。
購入時には自分の欲しいカンナ刃の鋼のランクを決めて購入することをおすすめします。

まとめ

高いカンナ刃を購入したからと言ってすべての木材に同じように使えるわけではありません。
自分の使用目的にあった鋼を選び、作業効率のアップをはかりましょう。
地金にこだわる必要はありません。
購入方法は様々ですがホームセンターでの購入は控えましょう。

One thought on “良いカンナ刃の見極め方”

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