様々なカンナの解説とおすすめ
———目次———————————————–
- 和カンナと西洋カンナ
- 和カンナの種類
- 電動カンナと従来のカンナのメリット・デメリット
- まとめ
和カンナと西洋カンナ
カンナ(鉋)と一口に言っても様々な種類があります。日本で使われている和カンナだけでなく主にアメリカやヨーロッパで使われる西洋カンナがあります。
見た目も大きく違いますが使用法も全く異なります。和カンナは引いて使うのに対し西洋カンナは押して使用します。
和カンナ
西洋カンナ
どちらのカンナもデメリット・メリットがありますが、私がおすすめするのは和カンナです!和カンナは台が木で出来ているため、西洋カンナよりメンテナンスが必要なのも確かです。しかし、和カンナはホームセンターやネットでもお手頃で購入でき電動工具では出来ないクオリティーで作れるからです!また、使用時に身体から離れてしまう西洋カンナよりも近づいてくる和カンナの方が遥かに扱いやすく細かなコントロールができます!!!
和カンナの種類
大きく分けて2種類あります。
皆さんが思い浮かべる台が平たいカンナと特殊カンナと呼ばれる台が丸みを帯びていたり刃が斜めになっていたり様々な型があります。特殊ガンナは職人のような凝った加工をするのには必須です。しかし、溝を作るなど簡単な加工は電動工具で補えるため特殊カンナの購入はお勧めしません。
平カンナを一つ持っておくと様々な加工をすることが出来ます。
平カンナ

特殊カンナ
電動カンナと従来のカンナのメリット・デメリット
電動カンナとカンナの一番の違いは楽に簡単にできる電動カンナ、苦労して作業する従来のカンナです。この一言では皆さん電動カンナを購入されるでしょう。
しかし、私がおすすめするのは従来のカンナです!!
理由は簡単です。 苦労した方がやりがいがある。ではありません!!
電動カンナで出来ることは従来のカンナ使用するとハイクオリティーでできます!さらに、従来のカンナでできる多くのことは電動カンナではできません!
値段の高い電動カンナを買ってもできる事は平面をつくれるだけです。しかも、電動カンナで加工した木材は皆さんが想像する木材の触り心地とは程遠いクオリティーになるでしょう…
分かりやすいようそれぞれを×~◎の四段階で評価します
電動カンナ
- 加工用途→△ 平面づくりのみ
- 触り心地→× 加工面はザラザラ
- 木くずの飛び散り→× 粉塵が地面だけでなく空気中にも飛び散ります。近所迷惑な可能性も…
- 騒音→× かなりうるさい。絶対に近所迷惑になります!
- 安全性→△ 材や掛け方によっては跳ね上がる可能性も… コードの巻き込みも注意
- 焦げ→△ ゆっくり動かし過ぎると材が焦げます
- メンテナンス→◎ あるとしても刃の交換ぐらい
従来のカンナ
- 加工用途→◎ 平面だけでなく面取り、丸棒づくりも可能
- 触り心地→◎ 職人レベルでは水滴もはじきます!
- 木くずの飛び散り→〇 木くずが地面に落ちるだけ
- 騒音→◎ カンナを木に置く音だけ
- 安全性→〇 変な事しなければ怪我しません
- 焦げ→◎ 焦げることはありません!
- メンテナンス→× 刃の研ぎと台の調節
まとめ
カンナにはたくさんの種類があります。
カンナを一つ持っておけば作れる物がかなり広がります。
しかし、どのカンナもそれなりの値段になり後悔しない買い物をすべき道具です。
私のおすすめは断然日本の従来のカンナです
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